- ウェブ解析士試験の難しさを参考にしたい!
- 学習の力試しで過去問を受けてみたい!
そう考えて「ウェブ解析士の過去問」を探しても見つからないと思いませんか?
実は、ウェブ解析士認定試験の過去問は公開されていません。でも大丈夫。ウェブ解析士協会が出している公式問題集があるので、それが頼れる対策教材になります。
この記事では、過去問の代わりになる公式問題集の中身から、実際に効果があった勉強法まで、ウェブ解析士合格への道筋をお話しします。
私の体験談も交えながら、コツやポイントを織り交ぜながらリアルな情報をお伝えしていきます!
なぜウェブ解析士に過去問がないの?
問題の質を保つための仕組み
ウェブ解析士協会は、試験の信頼性を守るために過去問を公開していません。
理由はこんな感じです。
- 常に最新の知識を問うため
デジタルマーケティングの業界は変化が激しいです。毎年問題を更新することで、資格取得社が実践的な知識を持っていることを証明しています。
毎年更新される試験内容
ウェブ解析士協会の情報によると、ウェブ解析士協会では、カリキュラム委員会が毎年テキスト・試験・問題集を作成し、最新化しています。
2025年版では、こんな新しい内容が追加されました。
- 第9章 マーケティングにおける生成AIの活用
- いまやビジネスに当たり前に浸透しつつある「生成AI」をどのようにマーケティングに取り入れていくべきかを学ぶ内容が新章として追加
継続的に更新されている理由
ウェブ解析士委員会は、ウェブ解析士のテキスト・試験・問題集・講座は、毎年作成しています。
同じ委員会メンバーで作成される、一気通貫した学習をすることで、「事業に貢献できる」資格となっています。
過去問に頼るより、最新の教材で学んだ方が確実に合格に近づけます。
特に、生成AI関連の新しい章が追加されているため、2025年版の公式テキストと問題集での学習が重要です。
【2026年度】版への切り替えはいつになる?

あれ、2025年のテキストはいつまで使えるの?
年度ごとに、カリキュラムが更新されるのであれば、年度をまたぐ受験はどう対策をしたら良いでしょうか。
2025年の場合(2024年→2025年切り替え)
2024年12月に出ている、ウェブ解析士分科会の報告によると、
- 「ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2025」が完成し、2024/12/10(火)にテキスト販売ページ公開
- 公式問題集は原稿が校了となり、2025年1月中旬に発売されます。
試験問題の改訂も完了しました
とありますので、2026年度もおそらく、公式テキストは年度内(12月中に)公式問題集は2026年1月に発行されそうです。
【注意】年度を跨いだ再受験はできない
2025年12月受験を考えている方はご注意!
2025年は、ウェブ解析士試験が24回開催されており、最終の第24回のスケジュールは以下のとおり。
(参考:ウェブ解析士協会)
第24回 受付: 2025年11月14日~12月7日 試験:2025年12月9日~2025年12月23日
注意すべきは、残念ながら「不合格」になってしまった場合です。
こちらもウェブ解析士協会のサイトにこう記載がされています。
残念ながら不合格の場合、再試験の受験が可能です。
再試験のお申込みは、受付中の試験よりお申込みください。(再試験は不合格日より14日以降に受験可能となります)
初回試験と同じ年度内(1〜12月)に、2回目以降の試験で再試験が適用されます。
再試験費用は12,100円です。申込時に割引クーポンコードを利用してお申込みください。
クーポンコードは、「受験前に送信される受験票メール(費用受領完了メール)」、「オンライン試験終了後の合否判定画面」に記載しております。【注意】
最後に受験した試験が2024年以前の試験で、かつ不合格だった場合は、2025年の試験は再試験ではなく新規受験となります。
また2024年の試験で不合格となり、2025年の試験を受験する場合も、再試験ではなく新規受験となりますのでご注意ください。
ポイントは
- 「再試験は不合格日より14日以降に受験可能になる」
- 「初回試験と同じ年度内(1〜12月)に、2回目以降の試験で再試験が適用」
- 「年度を跨ぐ再度の試験は、再試験ではなく新規受験となる」
第24回試験を受験には注意が必要です!
この回で不合格になってしまった場合は、2026年1月以降に「新規」での受験となります。
残念ながら協会が発行する再試験のクーポンが使えません。
試験スケジュールを立てる際にご注意くださいね。
2025年版公式問題集の細部をご紹介!
正確な基本情報
2025年版ウェブ解析士認定試験公式問題集の詳細です。
- 発売日: 2025年1月17日
- 価格: 2,860円(税込)
- ページ数: 344ページ
- 著者: ウェブ解析士協会カリキュラム委員会
- 出版社: インプレス
中身はどうなってる?
基礎問題編(全9章)
- ウェブ解析の基本と指標
- ビジネス戦略とマーケティング分析
- デジタル化の戦略と計画
- ウェブ解析の設計方法
- 広告効果の分析
- ユーザーエンゲージメントの測定
- オウンドメディアの改善方法
- レポート作成のコツ
- 生成AIのマーケティング活用(今年から追加!)
応用問題編(全8章)
ここが面白いところ。実際のウェブ解析士協会のサイトのデータが入ってるので、リアルなデータ分析の練習ができます。机上の空論じゃなくて、本当に現場で使える知識が身につくんです。
買ったらもらえる特典
- Webアプリ問題集:電車の中でもスマホで勉強できる
- 認定講座の割引券:公式講座を安く受けられる
- 使える期間:買ってから1年間
どこで買えばいい?
公式問題集は紙に対応(電子書籍なし)
- 楽天ブックス – 2,860円
- 2025年版 ウェブ解析士認定試験 公式問題集 [ ウェブ解析士協会カリキュラム委員会 ]
- Amazon – 2,860円
- (Webアプリ付)2025年版 ウェブ解析士認定試験 公式問題集
どちらで買っても値段は同じなので、普段使ってるサイトで買えばOKです。なお、公式問題集は電子書籍はありません。
参考までに公式テキストの購入方法も記載をしておきますね。
公式テキストは協会の公式サイトからPDF形式で購入ができます。
公式テキスト(問題集ではありません)
- PDF版: こちら – 4,460円
実際に効果があった勉強法
勉強の進め方(実体験ベース)
最初にやること
まずUdemyのウェブ解析・GA4講座を受講するのがおすすめ。文字だけじゃ分からないことも、動画で見ると「あ、そういうことか!」って腑に落ちます。
テキストを読み込む前に、問題集を先に解いてみる方法もおすすめ。
私が試した勉強方法を以下にまとめています。勉強の流れをつかんでおきたい方はぜひご一読ください。
公式テキストとの向き合い方
- 1回目:ざっと読んで全体像をつかむ
- 2回目:各章をじっくり読んで、大事そうなところは手書きでメモ
- 3回目:練習問題を解きながら、理解できてない部分を洗い出す
問題集の使い倒し方
- 基礎問題:間違えた問題は3回は解き直す
- 応用問題:実際の現場をイメージしながら取り組む
- Webアプリ:通勤時間やお昼休みのスキマ時間を活用
合格した人たちが実際にやったこと
合格した人たちのブログやインタビュー記事から、実践していたテクニックをまとめました。
持ち込み前提
テキストは持ち込み前提という理解を最初にしています。
「テキスト参照で解ける問題は深く暗記しない」で効率的に学習を進めています。
間違いノートが効いた
公式問題集で間違えた問題は、こんな風にまとめると効果的です
- どの問題で間違えたか
- なぜその答えを選んだか
- 正解とその理由
- テキストの何ページに載ってるか
これを作ると、自分の弱点が見えてきます。
GA4は実際に触ってみる
試験中はGoogle Analytics 4の画面を見てもいいので、普段から触っておくと安心です。「あ、この画面見たことある!」ってなると、気持ち的にもラクになります。
計算問題の準備
電卓が使えるので、こういう計算に慣れておきましょう。
- コンバージョン率 = コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100
- ROI = (売上 – 投資額) ÷ 投資額 × 100
- CTR = クリック数 ÷ 表示回数 × 100
試験当日で差がつくポイント
時間の使い方が勝負の分かれ目
- 試験時間: 90分
- 問題数: 50問
- 1問あたり: だいたい1分50秒
私が実際にやった時間配分
- 最初の60分: とりあえず全問題を解く(分からなくても一旦答えは選ぶ)
- 次の20分: 自信がない問題をもう一度考える
- 最後の10分: マークミスがないかチェック
持ち込み資料をフル活用
持ち込めるもの
- 公式テキスト2025
- 公式問題集
- 講座スライド
- 計算機など
準備のコツ
- 付箋で重要ページにすぐ飛べるようにする
- 計算式を表紙の裏にまとめて書いておく
- 紛らわしい用語の対比表を作っておく
よくやらかすミスと対策
計算でやらかす
- 電卓は遠慮なく使う
- %か実数かをちゃんと確認
- 小数点の位置に注意
お金と時間はどれくらいかかる?
勉強時間の目安
- マーケティング初心者: 60-80時間
- ある程度知ってる人: 40-60時間
- GA使ったことある人: 30-50時間
実際に合格した人に聞いたところ、平日は1-2時間、休日は3-4時間くらい勉強してる人が多かったです。
費用の内訳
| 何に使うか | いくら | 必要度 |
|---|---|---|
| 公式テキスト2025 | 4,400円 | 絶対必要 |
| 公式問題集2025 | 2,860円 | 絶対必要 |
| 試験料 | 17,600円 | 絶対必要 |
| Udemy講座 | 2,000-15,000円 | あった方がいい |
| 合計 | 約25,000-40,000円 | – |
思ったより安くすむと思いませんか?
他の資格との比較
Google Analytics個人認定資格(GAIQ)との違い
| 比較項目 | ウェブ解析士 | GAIQ |
|---|---|---|
| 受験料 | 17,600円 | タダ |
| 資格の期限 | 年会費で維持(初年度は無料) 6,600円(税込) | 1年で失効 |
| 難しさ | 中くらい | 初級〜中級 |
| 勉強範囲 | 幅広い | GAに特化 |
ウェブ解析士は年会費がかかってきますが、無料(無料のクーポンが配布される)で最新のテキストで学べます。(参考:ウェブ解析士協会のFAQより)
強制的に学ぶ環境がついてくるので、むしろ正規会員になっているとお得です!

独学3年目。強制的に学習する環境づくりが大事だと痛感中!
ステップアップ:上級ウェブ解析士
ウェブ解析士を取った後は、上級にチャレンジできます
- 条件: ウェブ解析士を持ってること
- 勉強時間: 40-60時間
- 費用: 88,000円(受講料含む・税込)
- メリット: 年収アップが期待できる
ウェブ解析士、上級ウェブ解析士を受けてみた違いとしては「インプット」か「アウトプット」かの違いだと思います。ウェブ解析士で戦略のフレームワークやCPCなどの指標など学んだ新しい知識は、使ってみたくなりませんか。
上級ウェブ解析士では、アウトプット方法を学ぶので、費用は高いですが納得感がありました。
合格後14日以内しか使えない、クーポン(8,800円)が送られてきます。
短い期間で、安くない講習費用を払って合格まで時間をやりくりする、という決断をするのは、間違った判断をしてしまいそうで怖いですよね。
あらかじめ、ウェブ解析士学習中に「この先について」考えておくことをおすすめします。
「インプットした知識をアウトプットする方法を学びたいか」というポイントで考えて、上級にチャレンジするかどうかを自分自身で決めましょう!
合格への道筋をまとめると
ウェブ解析士に過去問はないけれど、公式問題集という心強い味方があります。
これだけは押さえておいて:
- 公式教材は必須。ケチらず両方買いましょう
- Udemy講座で動画学習すると理解が深まります
- 実際のGA4に触れて慣れておくと安心
- 計算問題は電卓フル活用で乗り切る
- 時間配分を意識して、見直し時間を確保
正直、ウェブ解析士は真面目に勉強すれば合格できる資格です。合格率も85%と高めなので、しっかり準備すれば大丈夫。
デジタルマーケティングの世界で活躍したいなら、ウェブ解析士は持っておいて損はない資格です。
公式サイトで最終確認をして、このままお申し込みすることもできます!

