子育て中は学習時間が確保できないと思っていませんか。
そのために、ストレスを感じたり、周りから遅れをとっている焦りがあったりしませんか。
私も同じでした。 3児の子育て中は、自分の時間が取れないと思い込んでいました。
思い込みを手放すことでこれまで見えてこなかった時間が新たに生まれます。
まずはその考え方から手放してみるところから始めてみましょう。
「子育て中は時間がない」という思い込みを手放そう
多くの親が信じている「時間がない神話」
多くの親が信じている「子育て中は時間がない」「子育て中は学習できない」という思い込みをまずは手放しましょう。
確かに独身時代に比べたら机に向かって学習ができる時間は少ないです。同じだけの時間をとろうと思ったらそれは難しいです。
でも、本当にまとまった時間がなければ、学習はできないのでしょうか。
また、まとまった時間の学習は必要なのでしょうか。
答えは「No」です。
ウェブ解析士の学習に必要なのは、長時間の集中ではなく「継続的な積み重ね」です。
5分、10分の隙間時間でも、正しいアプローチをすれば確実に知識は蓄積されていきます。
「子育て中は諦めるしかない」という諦めの構造
子育て中は本当に時間がないのでしょうか。
「子育て中は時間がない」と思ってしまうもう一つの要因は
「子育て中は自分のことは後回し」という思い込みです。
でも、後回しの考え方と「自分の成長は全て諦める」という考え方を一緒にしてはいけません。
子どもは頑張っている親の背中を見て成長をしていくものです。
自分のことは後回しではなく、親自身が成長をしている姿を見せることで、子どもは自立していきます。
時間は「ない」のではなく「作れていない」だけ
「時間がない」と思っているときは、実際には「時間の使い方を見直していない」だけのことが多いのです。 例えば、スマホをだらだら見ている時間、テレビをなんとなく見ている時間、完璧を求めすぎて無駄に時間をかけている家事…これらを少し見直すだけで、学習時間は生み出せます。
時間に対する認識を変える重要性
「時間がない」と思っている時、「時間の使い方を見直せていない」だけ、ということがあります。
例えば、SNSやYouTubeのショート動画を見てあっという間に経ってしまった30分、疲れてひと休憩がつい30分を超える、LINEなどの返信で夢中になったら30分以上使ってしまっている、など。
家事に完璧を求めて使っている時間なども、意識次第で学習時間に変えられることができるでしょう。
これらを少し見直すだけで、1日あたりの学習時間を増やすことができます。
時間の主導権を取り戻すマインドシフト
大事なのは、「時間に追われている」感覚から、「時間をコントロールする」感覚への転換です。
家事・育児に追われて、突発的な出来事の対応をして1日が終わってしまう・・・という感覚から、家事・育児をしながらでも学習を優先的に進められる1日を目指しましょう。
1日24時間は誰にでも平等に与えられているものです。
第一ステップとして、「24時間をどう使うか、自分でコントロールしていく」マインドをまずは持つことが大事です。
【検証】本当に時間はないのか?
ここまで読んで、でも自分は本当に時間がない、と思っている方もいらっしゃるのでしょうか。
私もそうでした。本当に時間がないと思っていました。
本当に「時間がない」のでしょうか。一度、1日の時間を振り返ってみてください。
自分が本当にしたかったこと、本当はしたくないけど「やらなければならない」と思っていること、で分けてみると良いでしょう。
「使えない時間」と思い込んでいる時間の発見
1日のスケジュールで以下のような時間はなかったでしょうか。
- 電車や車での移動時間
- 子どもが遊んでいる時の見守り時間
- 家事をしながらの「ながら」時間
- 子どもが昼寝している時間
- 夜、子どもを寝かしつけた後の時間
これらは「勉強には使えない時間」と思い込んでいませんか?実際には、工夫次第でいくらでも学習時間に変えることができるのです。
【体験談&ワーク】3児育児中、フルタイム勤務者の学習時間を捻出しよう
3児(小学生2人、保育園児1人)子育て中、フルタイム勤務の私のスケジュールをご紹介します。
ここから、時間を捻出するワークをしてみるのでご注目を!
まずは、朝のルーティンをご紹介します。
出社をする日の朝のルーティン
- 4:30起床、前日の食洗機の片付
- 5:00朝の散歩 ビジネス系動画を聴きながら
- 5:20コンビニで新聞購入
活字を読む機会が減っている自分と我が子のために、新聞を購入しています。
- 5:50YouTube動画、エクササイズ
- 6:00学習、ブログ執筆
- 7:00会社準備、合間に水回り(トイレ・お風呂)掃除
洗顔する「ついで」に洗面台の掃除、トイレの「ついで」にトイレ掃除、着替えた「ついで」に洗濯機を回すなど「ついで」にすることで時間短縮
- 7:30子どもたちお世話
2歳児の着替え、髪結び、小学生持ち物チェック等
- 8:00小学生見送り
- 8:30洗濯物、家事、食事
- 8:50保育園児送迎
- 9:00出社のために家を出る
- 10:00会社到着
解説:時間の使い方で工夫していること
4:30~7:00 は学習時間のゴールデンタイム。
今は朝の散歩や、食洗機の片付けをしているので、ロス時間が発生していますが、より学習に集中する時は、すべて学習時間で使うようにしています。
7:00-8:00は子どものお世話と会社の準備に集中。
子どもとの朝のコミュニケーションは、1日の活力になるので、私にとっても大事な時間です。
学習時間を捻出してみよう!改善できそうな場所があるとしたら・・・
改善すべき箇所、たくさんありそうですが、以下に着目してみました。
8:00-小学生の見送り
今は、小学生見送ったあとに、保育園児の送迎の手伝いや洗濯物干しなどの家事を8:30までこなしていますが、この時間をパートナーに任せてしまうのも一つかなと思っています。
手伝ってしまっていますが、出社の日は帰宅を早くしてお迎えは私が担当しているので、その分、朝は思い切ってパートナーにお任せし、自分自身はもう出社してしまうのが効率良さそうです。
慌てて電車に乗らずとも、落ち着いた気持ちで電車通勤を学習時間に変え、ついでに浮いた20分ぐらいをカフェ時間にしてここでより集中して学習時間を捻出できます。

朝のカフェ時間、想像しただけで嬉しい
今回のケースのように、スケジュールを紙に書き出し俯瞰して眺めてみると、まだまだ改善すべき箇所が出てきます。
どうしても削れないものは「ながら家事」など、一定の時間内のタスクを増やしていく方向で調整をすることも考えましょう。
同時進行は、ハードルが高いと感じられるかもしれませんが、習慣化してしまうと意外と簡単です。
5分・10分の積み重ねが生む学習時間
「たった5分で何ができるの?」と思うかもしれません。
でも、1日5分でも、1ヶ月で150分(2.5時間)、1年で1825分(約30時間)になります。
ウェブ解析士の合格に必要な学習時間は約100-150時間。つまり、毎日の小さな積み重ねだけでも、十分合格可能な学習量を確保できるのです。
子育て中だからこそ身につく「時間創造力」
制約があるからこそ生まれる創意工夫
限られた時間が集中力を最大化する理由
「パーキンソンの法則」を聞いたことがありますか?
人は、時間もお金も最大限になるまで使おうとする性質があるという法則です。
締切が設定されると、その締切までの時間を最大限使おうとする、パーキンソンの法則。この法則は逆にいうと「短時間でも、長時間と同じだけの成果を出すことができる」と受け取ることもできます。
独身時代など時間が多くある時は、人は締切を長めに設定しがち。
ママ・パパは時間がないので、短期集中するしかないのですが、そこの成果は、「長めに設定した人と同じである」と捉えることができますね。
周りの自由な時間が多い人と、自分の状況を比べて悲観をしていたら、その考えをすぐに止めましょう。
代わりに、より短時間で多くのことを学ぶチャンスと考えてみたらいかがでしょうか。
子育て中のママ・パパが持つ隠れたスキル
マルチタスク能力の高さ
子育てを通して、あなたは複数のタスクを同時にこなすスキルがついています。
上の子の宿題を見ながら、下の子の保育園の準備をこなす。
皿洗いをしながら、子どもたちに今日の出来事を尋ねたり、翌日の学校の準備を促したりしていませんか。
日常の限られた時間を瞬時に計算し、その時にできるタスクを1つではなく複数こなす、というルーティンを毎日行っているのですから、子育て中のママ・パパの、複数タスク完遂能力はとても高いです。
この能力は学習でも活かされます。テキストを読みながら重要ポイントをメモし、同時に過去問で理解度をチェックする。そんな効率的な学習スタイルが自然と身についているのです。
短時間で判断する決断力
「今すぐ病院に行くべき?様子を見るべき?」
「この泣き方は眠いから?お腹が空いているから?」
子育て中のあなたは、限られた情報の中で瞬時に判断を下す力を日々鍛えています。
この決断力は学習においても重要です。「この問題は深追いせず、次に進もう」「ここは重要そうだから時間をかけよう」といった学習の判断が素早くできるのです。
限られたリソースでの目標達成力
時間もお金も限られた中で日々生活をしているママ・パパ。
特に時間は、いくらあっても足りない「有限」であることを日々痛いほど実感していることでしょう。この「実感」こそが、限られたリソースで最大効果を発揮しようとする力に変わります。
ママ・パパのやりきる力はとても強く、やりきる力で学習も推し進めていくことができるのです。
「完璧主義」が生む時間不足感から脱却する
完璧主義が学習時間を奪うメカニズム
「全部理解してから次に進む」の非効率性
テキストを読み込み、全部理解をしてから、次に進む。
この進め方はあっているのでしょうか。
いいえ、これは完璧主義がもたらす弊害と私は考えます。
こちらの記事でも紹介していますが、テキストを100%理解してから進めるのではなく、まずは問題集をやって、テキストを読み込むような学習方法をしてきました。
目次通りに100%をこなしてから進めるのではなく、20%の理解でも良いです。
どんどん進めることで、有効に進めていくことができるでしょう。
「一気に長時間学習」への執着
一気に長時間学習しなければならない、という思い込みも今すぐ捨ててください。
これこそ、「子育て中は学習ができない」ことの根本になるもの。
長時間の学習時間はなかなか取れないのは仕方がないことなので、短時間での学習に脳を切り替えるようにしましょう。
スマホアプリを活用する、学習したことを数分間思い出してみる、
といったスキマ時間で効果が出る学習方法はたくさんあります。
これらの方法を駆使すれば、子育て中の能力開発は十分可能なのです。
80%主義で学習効果を最大化
小さな積み重ねを評価するマインド
今日は「10分しか学習ができなかった」ではなく、「今日は10分も学習ができた」と自分の行動を肯定していきましょう。
そして、その10分を後悔するのではなく、10分で覚えたことを取り出すことで記憶として定着します。
「学習は贅沢」という罪悪感を手放す
なぜ親は自分の学習に罪悪感を抱くのか
「子どもを最優先にすべき」という社会圧力
最近は緩和されてきていますが、「子育て中の母親・父親は子どもを優先すべき」という社会の無言の圧力を感じるように思いませんか。
確かに子どもは大事です。
ですが、子どもを大事にすることと、自分の成長を諦めることはイコールではありませんし、連想して考えるものでは決してありません。
子育てを経験した方こそ、自分の時間を一番大事にしようという考えを持つ傾向があるように感じます。自分の人生を豊かに生きることこそ、子どもと真剣に向き合うことができます。
自分の時間を確保することへの後ろめたさ
「子どもと遊ぶ時間を削って勉強するなんて…」
「家事が後回しになってしまう…」
そんな後ろめたさを感じるのは、とても自然なことです。でも、その罪悪感が本当に必要でしょうか?
ウェブ解析士の資格にチャレンジすることで、スキルアップに繋がり、結果として給与が上がるのであれば、それは家族にとってプラスになります。
また、将来的に在宅で働く道も拓けるでしょう。
結果的に家族の経済的安定や、柔軟な働き方によって家族時間が増えたら、それは「家族のため」になります。家族への投資と捉えることができれば、罪悪感も減るでしょう。
【実践】マインドセット転換のための具体的行動
毎日の思考パターンを変える習慣
学習方法や時短術はもちろんなのですが、最も大切なのは、マインドセット。
「子育て中は時間がない」「子ども優先で自分のスキルアップなんてできない」
と思うことをやめてください。
確かに、独身時代のように全ての時間を投資することはできません。
ですが、多忙な時こそ伸びる能力と、短時間だからこそ身に付くスキルがあります。
夜の5分間で今日の学習を振り返り
夜寝る前の5分間で、今日の学習状況を振り返ってみましょう。
何を学習したのか、具体的なところまで思い出せると、学習が定着しやすいのですが、どのぐらいの時間学習に費やしたのか、だけで良いです。
そして頑張った自分を褒めてください。
- 学習時間が5分だった場合 → 今日は5分も学習ができた。明日も頑張ろう
- 学習時間が0分だった場合 → 明日からの学習のためのリフレッシュに使えた。
このように私は考えるようにしています。
私は、どちらかというと完璧主義で、時間通りに学習できなかったら激しく後悔するタイプ。

「この時間を返して」とつい思ってしまいがち
短時間の学習こそスキルが伸びると信じ、無理やりでも自分を褒めるように心がけています。そうすることで翌日以降の効率につながっていくからです。
環境を整えてマインドセットをサポート
マンダラチャートを作成し、目につくところに貼ってみよう
大谷翔平選手が、高校生の頃に作成したという、目標達成のための「マンダラチャート」聞いたことがありますか?
簡単に説明すると、9マス・16マスなどの正方形になるマスの中心に、「目標」をおき、 その「目標」を達成するために何をすべきかを、周辺のマスに埋めていく、というものです。
このマンダラチャートを作成し、目に貼るところに貼ってみましょう。
目に貼ることで、自然と目標を意識し、自分自身をゴールに連れていくことができます。
ゴールした世界を思い起こす「キャッチフレーズ」をパスワードに設定
ゴールした世界観に自分を没入させることで、視座が上がり、ゴールを達成しやすくなると言われています。
PC起動時のログインパスワードを「iamwebkaisekishi」(私はウェブ解析士)などに設定することで、毎回ログインパスワードを入力するたびに、自然に目標を思い出します。

パスワードは自動入力でなく、あえて毎回打つようにすると良さそう!
ゴール世界に自分を没入していくことで「できる」と思い込むようにしてみましょう。
【体験談】わかっているけど焦るときは「瞑想」して心を落ち着かせよう
私は時間がないときこそ、瞑想を取り入れることにしています。
学習に使える10分をあえて瞑想の時間にすることで、焦りが消えます。
学習に必要な10分ですが、その10分がなかったとしても何も失敗は起きない。
息をして生きていることを感じ、学習しなくたって平気と思うようにしています。
焦りが取れたら、次からは学習を頑張るだけ。 翌日からは、10分や15分の少しの時間を集中することができます。
まとめ:『時間がない』は思い込み?子育て中のウェブ解析士学習を成功させるマインドセット
子育て中のあなただけでなく、多忙で時間がないと思っているあなたに対して、
「本当に時間はないのか」
「本当に長時間学習する方が良いのか」
といった視点で、マインドセットについて記載してきました。
長くなってきたのでまとめます。お伝えしたいことは以下の3つです。
① 忙しい毎日、本当に「時間がない」のか見直そう
1日のスケジュールを書いてみて、「やらない」「短時間で終わらせる」「同時進行する」方法で新たに時間を生み出せないか見直してみましょう
② マインドセットの転換が全ての始まり
- 子育て中だからこそ得られる成長と学びがある
- 短時間でも頑張ったことを褒める
③ マインドセット転換のための具体的な手法
- マンダラチャートを書いて、目につくところに貼ってみよう
- ゴールした姿を思い出させるキャッチフレーズを日々に散りばめよう
- 瞑想をして焦りを解き放とう
「短時間で最大効果を出す」ことで、自信を積み上げていきましょう!