「ウェブ解析士の資格を取りたいけど、勉強時間が確保できるか不安…」
「家事に育児に追われてじぶん時間も確保できないのに、勉強まで手が回らない!」
「そもそも、どのぐらいの勉強時間が必要なの?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか。 私も同じでした。3人の子育てと月20時間以上の残業という状況で、同じような不安を抱えていました。 しかし諦める必要はありません。
限られた時間でも、「効率的な学習」「時間の確保」ができたら十分に合格は狙えます!
この記事でわかること
- ウェブ解析士の学習を開始した私の状況
- 1.5ヶ月で合格した私の学習方法と進め方のコツ
- 3人子育て中でも学習を途切れさせない時間確保の方法
子育てや残業など時間に追われる毎日で、学習時間が確保できるか不安なあなたの背中を押す内容になっています。3分ぐらいで読めますし、ぜひご一読を!
繁忙期に資格取得を目指した、3つの理由
私は、3人子育て中ですが、正社員で仕事をしています。フレックスタイム制なので、時短ではなくフルタイムで勤務ができている、ギリギリの状態です。
そんな中、多忙なプロジェクトの担当者に抜擢されました。
通常は残業が発生しない職場ですが、この時期だけは月20~40時間の残業が発生します。私は、この時期にウェブ解析士の資格学習をはじめました。
なぜあえてこの時期に学習を開始したのか、それには以下3つの理由がありました。
1.年間目標「年内に副業を開始する」達成するため
年始に「本業以外の副収入を稼げるようになる」ことを目標に掲げました。 副業を開始するにあたって、必要なスキルだと考えたのが「ウェブ解析士」で取り扱う範囲の知識です。
年内に副業を開始するために逆算すると、「やる」しかなかったのが一番の理由です。 立てたばかりの目標から早々と退散するわけにはいきません。
「やるだけやってみよう」の気持ちで挑戦することにしました。

試験を受けようか迷い出したのが1月でした(年始早々)
2.「スキルアップ=将来の収入」と強く信じた
私は、IT業界で企画・マーケティングの役割を担当しています。データを扱うこともあります。
データ分析やマーケティング全般の基礎力がつく「ウェブ解析士」の学習は、(試験に落ちて資格を取れなかったとしても)スキルアップになると強く信じました。
たとえ不合格になってしまったとしても、誰にも迷惑をかけません。 再試験に追加費用こそ発生しますが、でも、それだけ。迷ったら「気軽に受ける」で良いのです。
3.時間がないからこその集中力を信じた
1.5ヶ月という短期集中のメリット
時間をかけると、学習の網羅性が高まり合格の可能性は増えるでしょう。しかし、学習している自分に安心をしてしまい、必要以上に学習をしてしまったり、メリハリのない時間の使い方をしてしまうという落とし穴もあります。
あえて短期集中型にすることで、「この短時間でできることは何か」を考える環境を意図的に作り出しました。
スキマ時間は学習時間に振り切る覚悟ができる
移動時間や待ち時間など、意外とたくさんある「スキマ時間」。
短期集中だからこそ、このスキマ時間をすべて学習にコミットする覚悟ができるもの。

スキマ時間は学習時間にフルコミット!の覚悟ができました
ウェブ解析士の問題集には、スマホで見れるWebアプリが付属されていますので、スキマ時間にサッと学習を進めることができます。
普段なら見過ごしてしまう時間を短期集中で意識することで、学習時間に変えられるのも短期集中のメリットでしょう。
まとまった時間(2-3時間)の確保に振り切れる
子育て中は、まとまった時間の確保が大変なことも。

子どもは長時間待ってくれません。。
でも、短期集中型だからこそ「今だけ特別に」と周囲に協力をお願いできると思いませんか。
あなたの心にも「今だけ特別に」という理由があると、罪悪感なく小さなお子さまも預けることができるでしょう。
我が家では、パートナーのサポートを最大限活用しました。ぜひあなたも、保育園の一時預かり、ファミリーサポート、ご家族など預ける手段を考えてみてください。
【おすすめ】合格にグッと近づく、たった1つの学習方法
最短で合格を目指した、残業30時間&3児母の私が実践した学習方法についてお伝えします。
それは「問題を先に解く」です。
一般的には、知識をインプットするためにテキストを読むことから始めるのではないでしょうか。
なぜ、テキストではなく「問題を先に解く」ことが合格への近道となるのか、その具体的な理由を詳しくお伝えしていきますね。
必要なものはこれだけ!学習アイテムを揃える
学習に入る前に、ウェブ解析士の学習に必要なものを確認しましょう。
- 公式テキスト
- 公式問題集
公式テキストと公式問題集は、どちらもウェブ解析士協会のサイトから購入ができます。
Web業界はトレンドの移り変わりが早く、公式テキストも問題集も年度ごとに改訂がされます。必ず、最新版を購入するようにしましょう。
- ウェブ解析士認定講座(公式)
- GA4(Google Analytics4)講座
- GA4(Google Analytics4)書籍
学習を進めていく中で、テキストと問題集だけでは理解ができないものも出てくるでしょう。
ウェブ解析士協会が提供している講座や、Udemyなどのオンライン学習講座を利用して、理解を深めると、ぐっと合格に近づきます。
ウェブ解析士認定講座(ウェブ解析士協会主催の講座)
ウェブ解析士認定講座は、ウェブ解析士協会のサイトから受講申し込みができます。
費用は11,000円(税込)。現役のウェブ解析マスター資格保持者が講師を務めます。
受講方法は、以下の2つから選択可能。
- 指定日時にZoomで参加するオンライン形式
- 好きな時間に動画を視聴するオンデマンド形式
ご自身の都合に合わせて選ぶようにしましょう。
ウェブ解析士の試験は、単に用語を覚えるものではありません。(テキストの持ち込み可なので)
マーケティングの実務経験者から思考方法を学ぶところに学習の醍醐味があると、私は受験を通して感じました。未経験者やマーケティング初心者の方は、受講を検討しても良いでしょう。
GA4(Googleアナリティクス4)講座(ウェブ解析士協会主催の講座)
ウェブ解析士協会は、Googleアナリティクス4の講座も提供しています。
試験では、GA4はツールの使い方を問われる問題も出題されます。
GA4に慣れていない場合は、講座や書籍を使って、追加で学習を進めると安心です。
特に、上級ウェブ解析士へのステップアップを考えている方は、この段階でGA4を学んでおいて損はないでしょう。
【できるだけ費用を抑えたい方向け!】Udemyや書籍の活用も
試験費用に加え、公式テキストや問題集に追加の受講…。決して少なくはない出費。
GA4(Google Analytics4)は、多くの書籍やブログがあり、またオンライン動画学習プラットフォームのUdemyでも講座があるので費用を抑えて学ぶことができます。
Googleが提供している、Google認定講座(GAIQ)なら無料で学ぶことも。自分に見合った費用感で無理なく学習を進めていきましょう。
実践!1.5ヶ月合格スケジュール
ここからは、「ウェブ解析士に合格」するための1.5ヶ月の学習ロードマップをお伝えします。
私が実証済みの、忙しい日々でも無理なく続けられるプラン。参考になると嬉しいです。
合格に近づく!学習1日目「学習の見通しを立てる」
【学習1日目①】全体像の把握
ウェブ解析士のテキストと問題集の目次を確認しましょう。
ここで大事なのは、一歩引いて全体像を「知る」ことです。
ボリュームや量を肌で感じとり、自分なりの⦅学習の見通し⦆を描きましょう。
「見通し」を持つことで、どこに力を入れるべきか、どのぐらいの努力が必要かの解像度が上がり、集中力やモチベーションの維持に繋がります。
- ウェブ解析士のテキスト構成
2025年度のウェブ解析士のテキストは9章から構成。ページ数は全部で400ページ程度です。 「基本的な指標」「事業戦略」「ウェブ解析の設計」など、分野別に章が分かれています。2025年のテキストでは生成AIとマーケティングに関する章も登場。
- ウェブ解析士の問題集構成
問題集は「基礎編」と「応用問題編」「GA4実践問題」にわかれていて、「基礎編」はテキストと対になるように問題集も構成されています。(テキストと同じ構成です)
1章あたり18~20問程度の問題が用意されています。
【学習1日目②】基本の学習サイクルを知り、ペース配分を予測
基本的な学習サイクルはこちらです。
- 1章ずつ進める【所要時間:2〜3時間ほど(1章あたり)】
- 3周する
- 苦手分野は余裕を持ってペース配分をする
1日1~2時間学習する、まとまって学習時間は土日に2~3時間確保する、という想定でのプランです。苦手科目の克服は、人によってかかる時間が変わってきます。学習前の段階では、ペース配分が見えづらく、難しいかもしれません。後から調整も可能ですので、わかっている範囲で予測するようにしましょう。
もっと合格に近づく!2日目からの学習方法は?
【2日目〜3週間目】
- 1章ずつ、問題集→テキストを解いていく⦅まずは1周しよう⦆
ここで重要なのは、本記事で先出しした【問題集ファースト】の方式で進めることです。 テキスト→問題集、ではなく、「問題集→テキスト」 で始めてみましょう。 初見で解きづらいという場合でも、1章分、まずは頑張ります。このときに「問題として取り上げられるのはどの部分か」の視点を持つようにしましょう。
参考:仮説検証型学習のススメ・ページ数は全部で400ページ程度です。
その後、テキストに移動し問題集を解きます。
間違えた問題にはチェックをつけておきます。2周目・3周目と苦手な問題をあぶり出すのも目的なので、「付箋」がおすすめです。
【4週間目~6週間目】間違った問題の総復習&強化
- 間違えた問題を解く⦅2周目に取り組む⦆
1周目の付箋箇所を重点的に問題を解いていきます。 このとき、「もう大丈夫!」と自信のある問題の付箋は外してしまいましょう。 間違えたり苦手な問題は、厚めに復習します。
理解が難しい考え方やフレームワークは、具体的なキーワードで検索すると良いブログ記事に出会う確率が高いです。(私は、「ブルー・オーシャン戦略」の戦略キャンバスやPMSマップの理解ができず、キーワード検索をしてブログの解説記事やYoutubeの解説動画を見て理解を深めました。)
解説を確認した後は、感想と共に、さっとノートに書き出すことでスッキリ理解ができます。
「感想と共に」書くことで記憶に残りやすくなる効果があります。
- 全体の問題を解く⦅3周目⦆
いよいよ3周目。全体の問題を解きましょう。 ここで間違えてしまう問題があってもまだ大丈夫です。あせらず、問題を解いていきましょう。
この段階では、だいぶ付箋も整理されてきているはずです。付箋を重点的に、ざっとほかの問題にも目を通しておき、全体の完成度を高めていきましょう。
- 試験直前の仕上げで、苦手科目を補強&模擬試験を想定する【1週間】
ここまできたら、ゴールはもう少し!
直前対策の目的は「試験に合格する」角度を高めることです。以下の2点がおすすめ。
- 苦手なテーマの補強をする
- 試験をイメージして、4択を解く問題形式になれる(模擬試験がおすすめ)
1)苦手なテーマの補強をする
GA4が苦手な方も多いのではないでしょうか。 この段階では、GA4を丁寧に学ぶことが難しいと思うので、GA4に関する問題週をより重点的に解いたり、YouTubeでわかりづらい機能を検索するなどをしても良いと思います。
もし、お時間があって、GA4を重点的に学びたいのであれば、以下の動画がおすすめです。
- Udemy講座:Google Analyticsの使い方
- Udemy講座:Google の使いかた
2)試験をイメージして、4択を解く問題形式になれる(模擬試験がおすすめ)
認定講座を受講すると、模擬試験が特典として付いてくるのでそちらを活用してみてください。
テキストと問題集で独学をされている方は、ネットで検索をすると模擬試験を出している記事が見つかるので、そういった模擬試験を活用してみるのも良いでしょう。
模擬試験を受けられない方も不安と思われるかもしれませんが、対策はあります。問題集を使って時間を計測し、本番と同じように緊張感を持って取り組むだけでも、試験慣れをすることができます。
【おまけ】初学者の方は、余裕を持って2〜3ヶ月で設定しましょう
3周する最短1.5ヶ月の学習プランをご紹介しましたが、「Google Analytics4」については、その後の上級ウェブ解析士でもよく使われるため、初学者の方は時間をかけて学ぶと安心です。
Googleが提供しているGAIQは無料で学べますので、ウェブ解析士の試験を申し込む前に取り組むのも一つです。
個人的な感想ではありますが、Googleの解説が難しく、解説動画が英語なのでハードルが高いのがデメリットと感じます。 難しい解説が苦手な方は、Udemy講座やYouTubeなどから、自分にとってわかりやすい動画での学習を検討しましょう。
忙しいあなたも合格できる!ウェブ解析士 学習法まとめ
忙しい方に向けて、ウェブ解析士の学習方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?

忙しくても大丈夫!むしろ忙しいときこそ、短期集中型でやり切るチャンスです!
- 集中力を維持しやすい、短期集中型学習
- スキマ時間を最大限に活用する
- テキストより先に問題集から始める「問題集ファースト」
学習への意識と方法を工夫すれば、ウェブ解析士の合格にぐっと近づきます。
さらに嬉しいことに、この学習法は、ウェブ解析士だけでなく、他の資格試験にも応用が可能。
もしこの考え方が役立つと感じた方は、ぜひお試しください。
まずは、「問題集を開く」ことから始めましょう!