ウェブ解析士は合格率が高い試験であることをご存知でしたか。
実は、ウェブ解析士は2023年以降に制度が変わり、合格率80%を超える「狙い目の資格」になっています。
とはいえ、
- 合格率が高い=難易度が低くて意味がないのでは?
- 逆に、合格率が高いのに自分だけ落ちてしまったらどうしよう
といった疑問やお悩みをお持ちではありませんか?
私は、4ヶ月で「ウェブ解析士」・「上級ウェブ解析士」の2つの資格を取得しました。
その経験から、ウェブ解析士の難易度にまつわるお悩みを解決します。

試験は、易しすぎても難しすぎても困る、というのが私の悩みでした
この記事では、「最新の試験情報や試験にかかる費用、申し込み手順」など、ウェブ解析士にまつわる情報をご紹介いしています。
2分ほどで読了でき、「ウェブ解析士の資格は必要?」という疑問にも明確な答えが得られるはずです。ぜひご一読ください!
【結論】合格率は80%超え!ウェブ解析士の難易度は「低め」。
結論からお伝えします。現在のウェブ解析士試験の難易度は、決して高くありません。
むしろ、しっかり対策すれば誰でも合格を狙えるレベルです。
- 最新の合格率は80~85%!2022年以前(45~55%)から大幅に易化
- ウェブ解析士協会が公表している合格率のデータによると
- 最新の合格率は80~85%程度と非常に高い水準です。
- 2022年度以前は、合格率が50%前後。
以前は「難しい」と言われていましたが、今は状況が違います。
- ウェブ解析士協会が公表している合格率のデータによると
- 未経験者でも大丈夫!必要な勉強時間の目安は40時間~
- ウェブ解析士協会のサイトで平均的な学習期間が紹介されています。
- ウェブ業界経験者で1ヶ月〜1ヶ月半(学習時間:15~30時間)
- 未経験者では、2ヶ月〜4ヶ月(学習時間:40~60時間)
- ウェブ解析士協会のサイトで平均的な学習期間が紹介されています。

学習期間の4ヶ月は長い・・・!
未経験者の最大4ヶ月は、これは1日あたりの学習時間が30分程度しか取れない場合の期間です。
1日の学習時間を確保したり、認定講座(「2~3時間の講座」から「6~7時間の講座」まで選べます)を活用したりすると、4ヶ月とかからずに最短での合格も十分狙えます。
「自分でも合格できそう」と思える理由
なぜ、ここまで合格しやすくなったのでしょうか?それには明確な理由があります。
過去には、Googleアナリティクスを使ったレポートを提出する必要がありましたが、2023年度から廃止されています。
廃止の理由は、ウェブ解析士に求められるレポートのクオリティが上がってきており、レポートを書くためには上級ウェブ解析士の知識まで持っている必要が出てきたためです。
「Googleアナリティクスの利用体験ができる」という側面は、試験にGoogleアナリティクスに関連する問題が出題される形で残っています。
受験時、ウェブ解析士協会のGoogleアナリティクス4(GA4)の閲覧権限が付与されるため、実務で利用する感覚でGA4が利用できます。
専門用語を単に覚えるのではなく、用語を使って問題を解く「考え方を問う」形式に、問題がアップデートされました。 これにより「実務に役立つ」内容になり、単語を丸暗記する必要がなくなりました。
【結論】2025年ウェブ解析士は、誰もが「合格を狙える」資格へ
「面倒なレポート課題課題が廃止された」「持ち込みOKになった」変更により、ウェブ解析士は「覚えるのが大変な資格」から「要領よく対策をすれば誰もが合格できる試験」に生まれ変わりました。
今こそ、挑戦する絶好のチャンスなのです。
時間・費用をかけて、「ウェブ解析士」を取得する価値とは?
難易度が下がったウェブ解析士資格。
だからこそ、「費用と時間をかけても資格を取る価値はあるの?」という疑問にお答えします。
ウェブ解析士を取得するメリット3選
ウェブ解析士の資格を取得するメリットは以下の3つです。
- 【メリット1】体系的な知識が身に付く
Webマーケテイングの知識を断片的にではなく、基礎から体系的に学べます。 - 【メリット2】スキルの客観的な照明になる
就職や転職のキャリアアップの際、または副業を始める際など、自身のスキルを客観的に証明する武器になります。 - 【メリット3】業界の共通言語がわかる
マーケター、デザイナー、エンジニアとのコミュニケーションがスムーズになります。
上位資格(上級ウェブ解析士・マスター)との関係性とキャリアパス
ウェブ解析士は全ての基礎となる資格です。
合格後のステップアップとして「上級ウェブ解析士」や「ウェブ解析士マスター」への道も開かれています。
ウェブ解析士認定試験の全体像
ここからは、ウェブ解析士試験の基本情報をまとめていきます。
試験の基本情報を知る
試験概要が一目でわかる早見表です。
項目 | 内容 |
---|---|
試験形式 | オンライン(自宅等のPCで受験) |
試験時間 | 90分 |
問題数・形式 | 50問・4択形式 |
持ち込み | 公式テキスト、問題集、ノートなど何でも可 |
合否判定 | 試験終了後、画面に即時表示 |
受験資格、受験に必要なもの
- 受験資格:特になし。誰でも受験可能。
- 受験に必要なもの3点
- PC
- 安定したインターネット環境
- Googleアナリティクスの権限を付与してもらうためのGoogleアカウント
受験にかかる費用
時間やお金を無駄にしないために、受験にかかる費用を、パターン別で計算してみました。
費用パターン | 金額 | 金額の内訳、補足 |
---|---|---|
必要費用 | 合計:22,000円 | 受験料(17,600円) 公式テキストPDF版(4,400円) |
推奨費用 | 合計:24,750円 | 受験料(17,600円) 公式テキストPDF版(4,400円) 公式問題集(約2,750円) 推奨費用としていますが、公式問題集は学習を進める上で必要です |
任意費用 | 合計:35,750円 | 受験料(17,600円) 公式テキストPDF版(4,400円) 公式問題集(約2,750円) ウェブ解析士協会の認定講座(11,000円) |
任意費用の補足ですが、ウェブ解析士協会が主催している認定講座以外に、書籍やオンライン学習講座(Udemyなど)で学習を進める方法も。その場合は、提示している金額以上の費用が、別途かかってきます。
試験日程と申し込み方法
試験は毎月開催されていて、試験開始日は月に2回。
申し込み後、指定された14日間の期間内であれば、いつでもどこでも試験を受けられます。
自分のペースで受験日時を決められ、非常に自由度が高い試験です。

子どもの急な体調不良にも振り回されないから、「いつでも・どこでも」は本当に助かる!
再試験のルール(不合格でも大丈夫)
万が一不合格だった場合、再受験というルートがあります。再試験費用12,100円がかかりますが、初回試験と同じ年度内でチャレンジができます。
合格への最短ルート!「持ち込み前提」の試験対策とは
テキストが「持ち込み前提」であることが前提となるウェブ解析士試験。試験の対策方法はどんなものがあるでしょうか。
暗記は不要!「どこに何が書いてあるか」を把握する訓練がカギ
用語の暗記は不要ですが、テキストは読み込みましょう。
理由は「どこに何が書いてあるか」を把握し、検索をすばやく行うためです。
試験で役立つのは、「この問題は、テキストのあの章の、あの内容から出題されている」とパッと理解し、的確に検索する力です。
学習中は、テキストのどこを参照したのか、その章の前後の繋がりを意識して確認する癖をつけましょう。

PDFのテキストだから、PDF内を何度も検索していました。
検索きっかけとなるキーワードを意識しながら、読み進めるのがコツ!
経験者/未経験者別の勉強時間と学習スケジュールの立て方
考え方を問われる問題が出てきますので、実践経験の有無は少なからず学習期間に影響します。
- マーケティング、Web担当実務経験者:15~30時間。週末に集中して学習すれば2週間でも可能です。
- マーケティング、Web担当実務未経験者:40~60時間。1日1時間の学習を1ヶ月半〜2ヶ月続けるイメージで計画を立てましょう。
私は実務経験者ですが、1.5ヶ月ほど学習期間がかかっています。
私が実践した、1.5ヶ月の学習ロードマップを公開中ですので、こちらもぜひご一読ください!
学習の3ステップ
大まかな学習の流れをご紹介します。
詳しくは、こちらの記事で学習方法を公開しているのでチェックしてみてください。
- STEP1「問題集→公式テキスト」1周する!(完璧に理解せず、全体像を把握)
まずは通読し、「どの内容がどの章にあるのか」をざっくりと頭に入れます。完璧に理解できなくても大丈夫です。
間違えた問題は、テキストにマーカーをひいたり、問題集に付箋を貼ったりして、「自分だけの索引」を作っていくのが吉です。
- STEP2公式問題集を2周以上解く(テキストを見ながら解く練習をする)
本番同様、テキストを見ながら問題を解いてみましょう。
2周目以降も間違えてしまった問題は要チェック!さらに付箋を貼ったり、ノートにまとめたりしてみましょう。苦手問題を克服する気持ちで取り組みます。
- STEP3「Googleアナリティクス4」を使ってみる
ウェブ解析士は、解析ができることが大前提です。
試験にも出題されますので、「Googleアナリティクス4(GA4)」に触れたことがない方は、この機会に使ってみると良いでしょう。
GA4初心者の方向けに、書籍やオンライン学習講座(UdemyやYouTubeなど)がたくさん出ています。 書籍の情報だけでは、用語など難しく苦手意識を少しでも感じたら、動画での学習をおすすめします。
独学?受講? あなたに合った学習スタイルの選び方
独学、受講か迷ったときは、それぞれのメリット・デメリットから選んでみましょう。
独学のメリット
- 追加費用がかからない
- 必然的に自分で情報収集をするので、「探索スキルが上がる」
独学のデメリット
- モチベーションが保てない
- 情報収集に時間がかかってしまう
講座受講のメリット
- 現役のマーケターからデジタルマーケティングの基礎をを学べる
単に試験合格を目指すだけでなく、マーケティングの考え方を学ぶことで、より実務に活かすことができるでしょう。
講座受講のデメリット
- 費用がかかる
試験の受験費用以外に、11,000円受講費用がかかります。
コストを抑え、自分のペースで進めたい方は独学でも十分合格を目指せます。
短期間で、マーケティングの考え方も習得したい方は認定講座も受講すると良いでしょう。
ウェブ解析士の難易度に関するよくある質問(Q&A)
ウェブ解析士の難易度に関する、よくある質問です。
A. はい、できます。ウェブ解析士協会が出している講座の受講も検討してみましょう。私が実践してみて効果的だと思った「問題集ファースト」の学習方法は、こちらの記事で解説しています。
ご参考にどうぞ!
A. 資格はあくまで知識の証明です。大事なのは、知識の実務への活かし方。
ウェブ解析士は、「網羅的なマーケティング知識」と「解析に関わる共通言語」を学べます。学んだことで自信をもって仕事を推し進められたなら、役に立つ資格と言えるのではないかと私は考えます。
A. はい、あります。教材の購入は受験するための条件ではありませんが、試験内容は毎年改訂されます。そのため、最新版の教材を購入されることをおすすめします。
今すぐ行動できる!ウェブ解析士試験で未来を変える第一歩
ここまで読んでくださってありがとうございます。
あなたの中に「ウェブ解析士に挑戦してみたい!」という気持ちが芽生えていませんか。
合格できる条件は整いました
- 難易度は高くない:合格率80%超、レポート課題なしで挑戦しやすい
- 勉強も怖くない:持ち込みOKなので、暗記不要。効率的な学習法も確立済み
- 費用も明確:約2万円台からの自己投資で、キャリアに繋がる知識が手に入る
それでも申し込みを迷うあなたへ
- 「もし不合格だったら…」という不安
大丈夫です。万が一の場合でも、原因を分析して再挑戦すれば次は合格にぐっと近づきます。失うのは受験料だけで、学んだ知識は決して無駄になりません。 - 「仕事が忙しくて勉強が続くか不安…」という心配
合格者の多くがあなたと同じ忙しい社会人です。
「まず申し込んで試験日を決める」ことで、強制的に学習スイッチを入れるのが最も効果的な方法です。1日30分のスキマ時間から始めましょう。 - 「もう少し考えてから…」という先延ばし
合格率が高い「今」が最もチャンスです。迷っているこの時間こそ、実は一番もったいないかもしれません。思い立ったが吉日。行動した人から、未来は変わり始めます。
【5分で完了】ウェブ解析士試験・申し込みかんたん3ステップ
ウェブ解析士に挑戦することに決めたら、そのまま申し込みに進みましょう。
簡単3ステップで、申し込み方法をまとめました。
こちらの通り進めたら、5分もかからず申し込みができますよ。
STEP1の前に、Googleアカウントをお持ちでない方は、先に取得をしておきましょう。
Google Analytics4の設定のために、申し込みの段階でGoogleアカウントを聞かれます。
- ここから、ウェブ解析士の試験申し込みができます。
(ウェブ解析士公式サイト ウェブ解析士認定試験 へリンク) - 試験申し込みページでは、2025年度の試験日程の一覧や費用、受験に必要なものなどの記載があるので、申し込み前に再度確認することができます。
- ログインと大きく表示されますが、この段階でのログインは不要です。
画面右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう - ログイン対象者はWACA会員のみとなります。WACA会員とは、ウェブ解析士試験を受験し、資格を取得された方を指します。
- 必要な情報を記載し、決済画面にて支払いをします。
- クレジットカード(Paypal)または銀行振込でのお支払いが可能です。
ウェブ解析士は、十分手の届く資格。キャリアの幅を広げよう
- ウェブ解析士の試験合格率は80~85%と決して低い数値ではない
- テキストの持ち込みが可能=単語を詰め込むだけの資格ではない
- 指定期間内であれば、どこでもいつでも受験可能、日程調整の必要がない
ウェブ解析士は非常に合格しやすい資格、といえます。
この記事をここまで読んでくださったあなたは、すでにウェブ解析士として活躍するポテンシャルを十分に秘めています。
資格取得は、自信を持ってキャリアを歩むためのスタートラインです。 一歩踏み出してみませんか。挑戦を心から応援しています!