「ウェブ解析士の資格を取りたいけど、勉強時間が確保できるか不安…」
「家事に育児に追われてじぶん時間も確保できないのに、勉強まで手が回らない!」
「そもそも、どのぐらいの勉強時間が必要なの?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか。
私も同じでした。
3人の子育てと月20時間以上の残業という状況で、同じような不安を抱えていました。
しかし諦める必要はありません。
限られた時間でも、効率的な学習方法と時間管理術があれば、ウェブ解析士の合格は十分に狙えるでしょう。
この記事でわかること
- ウェブ解析士の学習を開始した私の状況
- 1.5ヶ月で合格した私の学習方法と進め方のコツ
- 3人子育て中だけど、学習方法を継続し、途切れさせない時間確保術
子育てや残業など時間に追われる毎日で、学習時間が確保できるか不安なあなたの背中を押す内容になっています。3分ぐらいで読めますし、ぜひご一読を!
1. なぜ、残業時間がある繁忙期に学習を開始したのか
私は、正社員で仕事をしています。育児休業明から復帰して数ヶ月後の12月、多忙なプロジェクトにアサインされました。このプロジェクトは12~2月が繁忙期。
普段はあまり残業がないのですが、このプロジェクトだけは月20~40時間の残業が発生する中で、あえてこの時期に学習を開始しました。その理由は以下の2つです。
1-1. 副業準備としての資格取得
- 2025年の年間計画として副業を開始するにあたり、そこしかなかった
2025年の年始に「本業以外の副収入を稼げるようになる」ことを目標にしたのでそのタイミングで動き出す必要があったことが理由です。立てたばかりの目標を早々に諦めるわけにはいかず、まずはやってみることで勢いをつけようと自分自身を鼓舞しました。
- 期限に遅れても誰にも迷惑をかけない
万が一、学習が間に合わずに試験を受けられなかったり不合格になってしまったとしても、相手がある仕事ではないので、誰にも迷惑をかけません。
再試験のための追加費用はかかってしまいますが、不合格が致命的な失敗になるものではないので、「気軽に」やってみようと思えました。
- スキルアップが将来の収入につながると信じた
私は、IT業界でマーケティングの動きをする部署で仕事をしています。仕事でデータを扱うこともあり、データ分析やマーケティング全般の基礎力がつく「ウェブ解析士」の学習をすることは、試験の合否に関わらず、本業に良い影響を受けると確信していました。
1-2. 時間がないからこそ集中できる
- 1.5ヶ月という短期集中のメリット
時間をかけると、学習の網羅性が高まり合格の可能性は増えます。しかし、学習することに安心をしてしまい必要以上に学習に時間を使ってしまったり、メリハリのない時間の使い方をしてしまうという落とし穴もあります。
あえて短期集中型にすることで、「この短時間でできることは何か」を考える環境を意図的に作り出しました。
- 生活の中心が「学習」という覚悟ができる
詳細は後述しますが、私の実践した学習方法は主に、「問題集を解く→テキストを読む」の繰り返しです。問題集の特典でスマホでも学習を進めることができるので、移動時間などのスキマ時間にも学習することは可能。「ウェブ解析士」は「机に向かってガッツリ勉強」というスタイルでなくても、日常のちょっとした時間を活用するだけで合格が目指せる、忙しい人にやさしい試験です。普段なら見過ごしてしまうようなスキマ時間を学習にフル活用できるのも学習期間を短期間に設定したことの大きなメリットです。
- 土日、まとまった時間(2-3時間)の確保に振り切れる
子育て中は、平日よりもむしろ土日の方が大変だったりしますよね。でも、学習が短期間だからこそ、「今だけ特別に」と周囲に協力をお願いできると思いませんか。あなたの心にも「今だけ特別に」があると罪悪感なく小さなお子さまも預けることができると思います。保育園の一時預かり、ファミサポ、パートナーの協力などフル活用して学習環境を整えましょう。
2. 効率的に合格できる学習方法
私が実践した学習方法は、まず先に「問題を解く」こと。 なぜこの方法が効率的なのか、ウェブ解析士の学習に活用したテキスト等と一緒にお伝えしますね。
2-1. 学習に必要なもの
学習に必要なものを確認しましょう。
【必ず揃えたい】
- 公式テキスト
- 公式問題集
【合格に近づく】
- ウェブ解析士認定講座(公式)
- GA4講座
- GA4書籍
【必ず揃えたい】公式テキスト、公式問題集はどちらもウェブ解析士協会のサイトから購入ができます。トレンドの移り変わりが早いWeb業界。公式テキストも公式問題集も年度ごとに改訂がされますので、最新版の購入をおすすめします。
【合格に近づく】
ウェブ解析士認定講座(公式)
ウェブ解析士認定講座は、ウェブ解析士協会のサイトから受講申し込みができます。費用は11,000円で、現役のウェブ解析マスター資格保持者が講師を務めます。受講方法は2つから選択可能。指定日時にZoomで参加するオンライン形式と、好きな時間に動画を視聴するオンデマンド形式があります。
ウェブ解析士の試験は、単に用語を覚えるものではなく(テキストの持ち込み可なので)マーケティングの実務経験者から思考方法を学ぶところに学習の醍醐味があるのだと、受験を通して私は思いました。もし、全くの未経験の方や、マーケティング初心者の方は、受講を検討してみても良いかもしれませんね。
GA4(Googleアナリティクス4)講座
ウェブ解析士協会もGoogleアナリティクス4の講座を用意しています。 1章がまるまるGoogleアナリティクス4で、分量も多いので、Googleアナリティクスについて未経験の方は、こちらの活用を検討してみても良いと思います。
ただ、公式テキスト・問題集、試験などいずれも安いものではないので、Udemy講座のキャンペーン時期などを利用して、学びました。 また、Googleが出している、Google認定講座(GAIQ)は無料でGA4について学べますのでこちらもおすすめです。
2-2. なぜテキストより先に問題集なのか【問題集ファーストアプローチ】
試験を受けるか迷った時も、試験勉強を開始したときも、私はテキストではなく問題集を手に取りました。
なぜテキストよりも問題集なのでしょうか?
理由は明確です。自分の今の実力はどの程度なのか、そして合格ラインはどの程度なのかを把握することができるからです。明確に把握することで、試験に向けての最適な行動と行動量を明確にできます。
また、テキストを読む前に問題集を解くことで、テキストに強弱をつけて読むことができます。
- 試験に取り上げられやすい部分
- どんな形式で問題になっているのか
彼を知り己を知れば百戦殆からず、です。
「問題集ファースト」で、まずは試験の内容や特徴を知ることから始めましょう。
2-3. 【忘れてはいけない】キャンペーンの活用
少しでも費用を抑えてコスパよく学習を進めたいところ。 費用を抑えるには、①協会の期間限定キャンペーンを活用する【LINE登録がおすすめ】 ②企業の研修制度を活用するの2つの方法があります。
①協会の期間限定キャンペーンを活用する【LINE登録がおすすめ】
私は、ウェブ解析士協会が行なっていた期間限定キャンペーンで、試験の申し込みでテキスト無料になるキャンペーンを活用しました。
残念ながら、現在はそのキャンペーンが終了してしまっていましたが、今は、受講費用の5000円オフクーポンがキャンペーン適用になっています。
こうしたお得なキャンペーン情報は、LINE公式アカウントから知れることも多いので、気になっている方は、先にLINE登録をしておくこともおすすめです。
また、期間限定キャンペーンはこちらのページから確認することができますよ。
②企業の研修制度を活用する
意外と知られていないのですが、ウェブ解析士協会には法人会員向けのサービスがあり、社員研修として導入している企業も少なくありません。 一度ご自身の会社の研修制度や資格取得支援制度を見直してみましょう。IT系の企業やマーケティング部門がある企業であれば、ウェブ解析士のようなデジタルマーケティング系の資格を歓迎している可能性も高いです。
3. 実践!1.5ヶ月合格スケジュール(1000文字)
ここからは、「ウェブ解析士に合格」するための1.5ヶ月の学習ロードマップをお伝えします。私が実証済みです。忙しい日々でも無理なく続けられるプラン。参考になると嬉しいです。
3-1. 全体像の把握
まずは、ウェブ解析士のテキストと問題集の目次を確認しましょう。 全体像を把握し、学習ボリュームと難易度を肌で感じることで、自分なりの学習ロードマップを描きましょう。この「見通し」を持つことで、その後の学習がスムーズに進むようになります。
- ウェブ解析士のテキスト構成
2025年度のウェブ解析士のテキストは9章から構成。ページ数は全部で400ページ程度です。 「基本的な指標」「事業戦略」「ウェブ解析の設計」など、分野別に章が分かれています。2025年のテキストでは生成AIとマーケティングに関する章も登場。
- ウェブ解析士の問題集構成
問題集は「基礎編」と「応用問題編」「GA4実践問題」にわかれていて、「基礎編」はテキストと対になるように問題集も構成されています。(テキストと同じ構成です)1章あたり18~20問程度の問題が用意されています。
3-1. 基本の学習サイクル
学習の基本サイクルはこちらです
- 1章ずつ小単元で進める 【所要時間:1章あたり2~3時間】
- 3周する
- 苦手科目は時間をかける
1日1~2時間学習する、まとまって学習時間は土日に2~3時間確保する、という想定でのプランです。苦手科目の克服は、人によるので一概には言えませんが、私の場合はUdemyで動画を見たり、GAIQの復習をしたりして時間を活用していました。
3-2. 学習方法の詳細
- 1周目:全問題を解く【3週間】
ここで重要なのは、本記事で先出しした【問題集ファースト】の方式で進めることです。 テキスト→問題集、ではなく、問題集→テキスト で始めてみましょう。 初見で知識がなくわからない、解きづらいという場合でも、1章分、「問題になるのはどの点なのか」の視点でざっと問題集を読みます。
参考:仮説検証型学習のススメ・ページ数は全部で400ページ程度です。
その後、テキストに移動し問題集を解きます。
間違えた問題にはチェックをつけておきます。2周目・3周目と苦手な問題をあぶり出すのも目的なので、剥がせて目立つ「付箋」がおすすめです。
- 2周目:間違えた問題を解く【1週間】
1周目に間違えて付箋がついている問題を解いていきます。 ここで「もうこれは大丈夫だろう」という問題は付箋を外してしまいましょう。再び間違えたり苦手だなと思うところは、テキストを読み返したり、さっと裏紙などに書いてまとめてみるとスッキリ理解ができたりします。
- 3周目:全体の問題を解く【1週間】
いよいよ、3周目。全体の問題を解きましょう。 ここでも間違えてしまう問題があっても大丈夫です。残りの1週間で苦手科目の補強をしていきます。理解が難しい場合は、キーワードで検索するとたくさんコラムが出てきたり、YouTube解説動画が出てきたりするのでそちらも活用するとよいでしょう。
私は「ブルーオーシャン戦略」は実務でも考えたことがなく理解が難しかったので、ブルーオーシャン戦略に関するコラムを読んだりして学習の補強をしていました。
- 試験直前の仕上げ:GA4問題や、苦手科目の補強【1週間】
ゴールはもう少しです。
1)苦手なテーマの補強をする Udemyのおすすめ講座はこちらです。
- Udemy講座:Google Analyticsの使い方
- Udemy講座:Google の使いかた
- 解析士認定講座:
2)試験をイメージして、4択を解く問題形式になれる(模擬試験がおすすめ)
認定講座を受講すると、模擬試験が特典として付いてくるのでそちらを活用してみてください。テキストと問題集の独学者は、ネットで検索をすると模擬試験を出している方もいるのでそういった模擬試験のを活用してみるのも良いでしょう。
模擬試験を受けられない方も不安と思われるかもしれませんが、対策はあります。問題集を使って時間を計測し、本番と同じように緊張感を持って取り組むだけでも、試験慣れをすることができます。
- 【おまけ】初学者の方は、余裕を持って2〜3ヶ月で設定しましょう
3周する最短1.5ヶ月の学習プランをご紹介しましたが、「Google Analytics4」については、その後の上級ウェブ解析士でもよく使われるため、初学者の方は時間をかけて学ぶと安心です。
Googleが提供しているGAIQは無料で学べますので、ウェブ解析士の試験を申し込む前に取り組むのも一つです。個人的な感想ではありますが、Googleの解説が難しく、解説動画が英語なのでハードルが高いのがデメリットと感じます。 難しい解説が苦手な方は、Udemy講座やYouTubeなどから、自分にとってわかりやすい動画での学習を検討しましょう。
4. GA4対策は別途必要(600文字)
4-1. ウェブ解析士試験でのGA4の重要性
- 設計やメトリクス・指標の理解が必須
- 実務経験がない場合は追加学習が必要
4-2. おすすめの学習方法
- Udemyなどの動画講座の活用
- YouTubeの無料コンテンツも有効
- 動画学習のメリット(初学者でも理解しやすい)
5. 子育て中でも実現可能!時間確保の極意(800文字)
学習する内容はイメージできたけど、子育て中に最も気になるのは、「どう時間を確保するか」ということ。私がおすすめするのは「朝時間」の活用です。
5-1. 朝活の威力
生活スタイルは人それぞれかと思いますが、3人の子育て中の私が実際に効果を実践した「朝型学習」についてお話します。
- 朝型にして一番良かったのは「子どもに中断されない」こと
2歳の末っ子も早朝はぐっすり。起きてくることはほとんどありません。(1歳より前の夏場は、太陽と共に目覚めることもありましたが、そんな時はパパに頼んでいました。)
朝4時に起床すれば、そこから3時間はあなただけの時間になります。「今日はこの時間を何に使おうか」「どんなことを学ぼうか」と考えるだけでワクワクして早起きが楽しみになるから不思議です。朝4時が厳しければ、5時でも6時でも構いません。ご自身のペースに合わせて起きる時間を調整してみましょう。早起きした分を学習時間に充ててしまうことで、まとまった学習時間の確保ができます。
- 寝かしつけ時間がゼロに?意外な副次効果も
夜は自然と眠くなってしまうので、自分の「寝たいタイミング」=「子どもの寝かしつけタイム」となることも。眠すぎて、子どもより先に寝てしまうこともしばしばですが、ママが先に寝ていると子どもも安心してすぐに眠ってくれるんです。寝かしつけの負担がグッと軽くなり、まさに一石二鳥でした。
5-2 一時預かり、ファミリーサポートの利用
地域の子育てひろばでは、一時預かりの制度を設けているところも。利用登録までのステップが少し負担かもしれませんが、空いている時間であらかじめ一時預かりやファミサポの登録を済ませておくと、急な対応の預け先の一つになるのでおすすめです。
5-3. 土日の時間活用術
- 小学生なら1~2時間は自分で過ごせる
小学生であれば、低学年であっても、1~2時間は自分の時間を過ごすことができます。YouTubeや動画コンテンツを長時間見せることは抵抗がありますが、見せるものを映画にしたり、時間を決めてメリハリをつけることで、「長時間ただダラダラ見せてしまった」という状況を回避しつつ学習時間に充てることができます。
- 昼寝が必要な子は夫に任せる
パートナーの協力も最大限に生かしましょう。お昼寝の寝かしつけをパパにお願いできたら、寝かしつけが始まった瞬間から、学習時間に充てることができます。
- カフェでの1-2時間集中学習
家にいると、家事が気になることもありますね。 そんな時は思い切って、カフェや図書館など自宅外で学習をするようにしましょう。学習に集中できたり気分転換になったりするのでおすすめです。
5-3. 【ながら学習】「一石二鳥スタイル」で時間を作り出す
学習時間としての確保は難しいけど、動画やアプリなら「ながら学習」で学習を進めることができます。単調な家事時間を学習時間に変えることで、家事をしながら学習も進めることができる「一石二鳥」スタイルで学習を進めていきましょう。
- 【運動しながら】ウォーキング時間を学習時間に!
学習中はつい運動を後回しにしがち。これからご紹介する方法は、運動不足解消にもつながり、まさに「一石二鳥」です。方法はシンプルで、ウォーキングをしながら学習に関連する動画を聞く、というだけです。夢中になると事故なども怖いので、歩道など安全面に配慮して、画面を見てしまわないよう、耳だけで聞くことを心がけるようにしましょう。
- 【家事をしながら】食事の準備時間を学習時間に!
ウォーキングと同様、食器洗いや食事づくりの時間も、学習時間に変えることができます。動画を傍に置きながら作業を進めるので、聞き逃して早戻しすることがないように、難しすぎないテーマを選択することをおすすめします。
- スマホ版問題集の活用
ウェブ解析士の問題集は、スマホでも対応をしています。5分でも10分でもサっと力試しができるので、私は、習い事の待ち時間などで活用をしていました。
6. まとめ:忙しくても大丈夫!合格できます
今回は、忙しい方に向けて、ウェブ解析士の学習方法にを紹介しました。いかがでしたか?
忙しくても大丈夫!むしろ、忙しい時こそチャンスです。
- 時間が限られているからこそ頼みやすい「家族のサポート」
- 短い期間だからこそ続けやすい集中力
- 勉強を始めるなら「問題集」から!【問題集ファースト】
時間のつくり方も工夫次第です。
- 朝の時間を学習時間に充てる【朝時間ノススメ】
- ながら学習で同時に2つのタスクをこなす【一石二鳥戦法】
- 細切れ時間には、スマホで力試し【チリツモ戦法】
こうした工夫を取り入れれば、ウェブ解析士の合格にグッと近づきます。 ウェブ解析士に限らず、ほかの試験学習方法にも応用が可能。気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。
まずは「問題集を開く」ところから。
どれか一つでも参考になれば嬉しいです。
今回は、忙しい方に向けて、ウェブ解析士の勉強法を紹介しました。いかがでしたか?
忙しくても大丈夫。むしろ、忙しい今こそチャンスです。
- 時間が限られているからこそ助かる「家族の支え」
- 短い期間だからこそ続けやすい集中力
- 勉強を始めるなら、まずは「問題集」に手をつけるのがおすすめ
時間のつくり方も工夫次第です。
- 朝の時間を勉強にあてる【朝時間ノススメ】
- ながら作業で効率アップ【一石二鳥のやり方】
- スキマ時間にスマホで小テスト【コツコツ積み重ね法】
こうした工夫を取り入れれば、合格もぐっと近づきます。
この方法は、ウェブ解析士に限らず、他の試験勉強にも応用できます。気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。
まずは「問題集を開く」ところから。
どれか一つでも参考になればうれしいです。
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